2014年9月23日火曜日

ビューエル(Buell) S3 これは凄い、、、


 ビューエル S3の車検とベルト交換を依頼されました。



 ベルト交換と言ってもエンジンとフレームを分離しないと出来ないのがビューエルです。 これがまた大変なんですが、バックステップを外した瞬間 「これは凄い、、、、」




 ビューエルは大きく分けてエンジンスイングアームが1セットでフレーム、フロント周りが1セット。
それをゴムダンパーで振動が伝わらないようにした構造なんですが、そのゴムダンパー”アイソレーター”を交換せずに乗り続けるとこうなります。

 このビューエルはバックステップを付けていた為にこの部分が見えなくなっており、見えないから気にならないという悪循環に陥っていたようです。 これは完全に交換時期を過ぎています。


 先ずは、フレームとエンジンを繋いでいる部品全てを外していきますが、何とドライブベルトに石がめり込んでいます。 切れなくて良かったですね。


 バッテリー、オイルタンク、オイルホース、ピロボールジョイント、どんどん外します。


 普段洗えないような所は綺麗に洗っておきます。ここは普段まず触れませんからね。

  
あらかた外れた所で本日の作業終了です。


 翌日は作業リフトから降ろしてチェーンブロックで吊り上げます。


 外したアイソレーターは、この様な状態でした。相当シート高も下がっていたと思われますが、中古車を購入されたので解らなかったのだと思われます。

 このスイングアームピポットにアイソレーターが付いています。 フレームとエンジンを外さない限り交換できないのはドライブベルトも同じです。 ですから、同時交換がお勧めです。


 これが新しいアイソレーターです。 見るからに”シャキッ”としています。


 ドライブベルトももちろん新品です。


 それと、フロントのアイソレーターも交換です。


 取り付けのときはボルト類も新品にします。 


 エンジンとフレームを合体させました。壊れたアイソレーターとはボルトの位置が違うのが解ると思います。 これが新品のアイソレーターのボルト位置ですからビューエルのパイプフレームにお乗りの方はご自分のビューエルと位置を比べてみてください。 動いていたら、交換をお勧めします。


 ベルトも新品なので輝いています。


 これで、ご依頼いただいた部分は完成です。 今回はオイルタンクも外してオイルホースも交換しました。オイルタンクのゴムブッシュがかなりくたびれていますがとりあえずは問題無さそうです。 
 

 ですが、サイレンサーが壊れているのと、その付け方がデタラメなので先ずはステーを直さないと、脱落等、酷い事になりそうです。 サイレンサーも早めの交換をお勧めします。

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