kawasaki GPZ1100 にお乗りのKさんからDYMAGホイール取り付けを依頼されました。
ですが、先ずはフレームの曲がりを測定の為 治具に固定します。
前後ホイールとステムを外して準備完了。
DYMAGの取り付けは以前から頼まれていたのですが、このストッパーの状態を見たら ちょっと心配になりまして、ベアリング交換も行うので 同時に採寸 測定も含めてお受けしますという事になった次第です。
実際測定してみると極めて正常な状態。 転倒後?きちんと修復なされていたようです。
これで一安心! ステムベアリングを交換して元に戻しましょう。スイングアームも曲がり 捻じれは有りませんでした。
フロントフォークをオーバーホール。スプリングを交換後、リヤサスを外しました。
こちらは数か月前にオーバーホールを済ませてプリロードがどこまで掛かるか確認していたのですが、結果 レートが足りていないことが発覚。リヤもスプリング交換となりました。
そしてキャリパーのオーバーホール。
洗浄してから並べてみると、あれ? キャリパーのマークが違う! フロントの右側が変えて有るのは以前の転倒?事故?の際に壊れたのでしょうか?
右前のディスクローターが曲がっていたので、サンスター製に交換。 曲がっていたことにオーナーが気付いていなかったのが??ですが、ホイールが変わるのにそのままは あり得ませんからね。 ホイールはカラー、メーターギヤ両方 小加工できちんとセンターに。
キャリパーを組み立てて、フロント用パッドは純正を組み付け。
完成です。 GPZ1100はDYMAGが似合いますね~ 改造した感が無いけど(笑)
ハンドルは750の物を使い、マスターシリンダーはBREMBO RCS にしました。
最初の段階ではディスクローター、キャリパーも変える野望をお持ちのKさんでしたが、今回の予算ではちょっと無理だったので、お勧めしたのがこの組み合わせ。
オーバーホールしたキャリパーに新しいディスクローター、パッド、ブレンボマスターです。 ブレーキホースは元から付いていたので、ノーマルキャリパーの性能を引き出すためにマスターシリンダー交換です。
レートアップしたスプリング、アンチノーズダイブを外して減衰も変更したフロントフォーク、ラジアルタイヤ、軽いホイール という組み合わせだと 過不足なく使えるブレーキとなります。 「こんなに効くの?」と 走らせたオーナーさんも驚いていました。
フロントももちろん、リア回りも全て採寸してホイールセンター、チェーンライン共にアライメントはキッチリ出して有ります。
スプリング変更したリヤサスもかなり良い感じ。 きちんとまっすぐなフレームが肝です!
納車後すぐに箱根に行ってきたKさん「ものすごく良くなった!怖くない、最高!」
明らかに全部の相乗効果ですね。 暫く走らせたらセッティングを詰めましょうね。
見た目はそんなに変わっていませんが、オートバイは走らせてナンボ。 走りが良くなった(ノーマルとは雲泥の差です!)この後はベースが出来ているので、ブレーキを変えようが カッコ付けようが思いのままです。 機能としては多分 十分ですけどね(笑)
横浜で カワサキ Zシリーズ、HDスポーツスターをメインに修理、メンテナンス、レストア、モディファイ、チューニング、オリジナル部品製作販売を行っております。
2019年にフレーム修正機を導入いたしました。是非ご活用ください。
エクステンション モーターサイクルズ ホームページはこちら http://www.xtension-mc.com
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