長年GPZ900Rにお乗りという Oさんから足回りの総入れ替えを依頼されました。
フロントはステムベアリング、点錆が出てしまったインナーチューブ、フォークスプリング、ホイール、ブレーキキャリパー、ディスクローター、タイヤの交換。
リヤはサスペンションをオーリンズに、ホイール、キャリパー、ディスクの交換です。
今回の作業依頼をいただいた際に アウターチューブに傷があるのを発見していた為、見積もりにフレーム修正の項目を入れさせていただきました。 さっそく修正機に載せてみた所
やはり、少し曲がっています。 ほんのチョットだろ~ と思われるかもしれませんが、これ位の状態でも修正後 乗れば判ります!
押したり、引いたり。 センターになりました。これで一安心!
因みにアンダーステムも曲がっていましたが、アンダーステムはもうメーカーに無いという事で 店に有った中古を組み付け。 これが曲がっていたらフレーム修正の意味も半減します。
フレームの縦横がキッチリしたら 後は新しいパーツを組み込み。
インナーチューブ、シール類に加えてスライドメタルも交換。 OHLINS製のフォークスプリングを組み込みました。 ホイールはゲイルスピードGP1-S、キャリパーはブレンボ(マスターは以前ブレンボに交換済み)ディスクローターはサンスター ワークスエキスパンド5.5mm厚。 ブレーキホースはキャリーオーバーです。
17インチ化に伴いリヤサスもOHLINS17インチ用。 サスペンションは付ければ完了というわけでは無く 調整が必要 ! というか やらないと勿体ないですよ。
因みにステップバーもゴム部分がすり減っていたので、純正の細いタイプに変更。
リヤホイールもゲイルスピードGP1-S。 5.5-17にしたのでタイヤもブリヂストンS22へ。 ディスクローターはこちらもゲイルスピード。 純正交換サイズなのですが、フローティング化されるアイデア品! 気に入っているので、ここ最近よく使っています。
キャリパーはブレンボカニの削りタイプ。 サポートはキャリパーを下にぶら下げる事が出来るタイプを ブルドッカータゴス さんに分けていただきました! ブレーキホースは現物合わせで製作。
昔は17インチ化してスイングアーム垂れ角が増えた際は、ここいら辺のフレーム裏側を加工して組んでいましたが、今回はローラーを付ける事でチェーンとの干渉を避けました。
完成です。 サスペンションは現在の仮セッティングの状態でも乗りやすく、乗ってて非常に楽しいと言っていただけましたが、もう少し距離乗ると動きも変わってくるので 次回改めて再調整したいと思います。 更に良くなると思いますよ~
ここ暫くアンダーカウルが付いている900Rはあまり見ませんが、改めて見るとアンダーまで付いているのはカッコイイですね~ こういう足回りでマフラーがノーマルでアンダーカウル付き!って云う車輌も作りたいですね~ どなたか是非!
横浜で カワサキ Zシリーズ、HDスポーツスターをメインに修理、メンテナンス、レストア、モディファイ、チューニング、オリジナル部品製作販売を行っております。
2019年にフレーム修正機を導入いたしました。是非ご活用ください。
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