2019年11月29日金曜日

今年導入したフレーム修正機


 今年導入して色々と練習、研究を重ねてきたフレーム修正機。 何台か修正を行い、やっと修正のコツをつかんできた今日この頃ですが 最初は時間が掛かる掛かる!(笑)




 現在物凄く沢山のお仕事をいただいているので、酷い事故車の修正はお受けできない状況ですが ステムベアリング交換時やフォークオーバーホール時に 一緒に作業するというやり方でお受けしていきたいと思います。(当面は鉄フレーム車のみとさせていただきます)
 

 フレーム修正の為に導入した この設備ですが、色々と実験しているうちに これを採寸の為のジグとして使うと 色々出来ることに気づきました。


   
 作業メニューとしては フレーム ステム部分の捻じれ修正(上画像の作業) シートレールのセンター出しという修正作業に加え、測定ジグとして使った前後ホイールのアライメント修正もお受けできます。 

 これは今年5台ほど測りまくって出た結果ですが、ステムシャフトのセンターが出てもホイールがセンターにない車両(これは昔のマグホイールを取り付けている車両に見受けられます) このセンター出し。 キャリパーの芯出し。 これがフロント回りのアライメント。

 リヤは、全てノーマル部品でもホイールがセンターにない場合が多々有り、スイングアームが変っていると更にズレ幅が大きい物が確認出来た為考えました。 ボルトオン部品でも2種類 組み合わさると、ホイールセンターが怪しくなってくるので、採寸、修正する価値はあると思います。 これがリヤホイールのアライメント。

 またエンジンに取り付け状態のフロントスプロケット位置も測定できますので、スプロケットの片減り等の理由をはっきりさせる事が出来ます。  アライメント調整、修正によって機械的な問題が解消できます。これがチェーンラインのアライメント。

 フレーム、アライメント修正後のサスペンションに関するご相談も(体重増加によるスプリング レートアップ、減衰変更、取り付け、他)ご相談下さい。凄い事?は出来ませんが、乗りやすくは出来ると思います!

 スイングアーム変形の修正はこれからジグを製作しなくてはならないのですが、 あまりに強固なスイングアームや補強入りは修正できない場合も有りますので、都度相談とさせていただきます。 また、フレーム修正は フレームを押したり引いたりと 曲げる力を掛けますので、塗装に細かいクラックなどが入る可能性が有りますので(特にパウダーコートなど)その点はご留意ください。

 年内はもうお受けできませんが、年明けからのご予約はお受けいたしますので、お問い合わせください。 
 また、以前、当店で製作、ご購入していただいた車両に関しては、アライメント修正のお値段を考慮させていただきますので、是非 ご検討ください!

 横浜で カワサキ Zシリーズ、HDスポーツスターをメインに2019年からはWも始めました。 修理、メンテナンス、レストア、モディファイ、チューニング、オリジナル部品製作販売を行っております。車両販売も行っておりますので、欲しい車両がある方は是非お問合せ下さい。

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