2016年8月12日金曜日

KさんのカワサキZ1000Mk2 エンジンオーバーホール その3


 ヤフオクでエンジンを買ってきた Kさん。 エンジンを分解したところ、ミッションに不具合がありました。 右が元々入っていたギヤで左が新品です。



 新品は明らかにエッジがあります。 このギヤは新品がまだ出ました。


 相手側はもう部品が出ないので手持ちのアフター品を使用しました。  ギヤが1個2個駄目でもその部分さえ交換すれば問題なく使えるのが殆どですが、出ない部品が増えたので難しくなってきましたね。 


 ギヤが入らない為、はじかれ続けた結果がこれ。 痛々しいですね。


 もちろん新品に交換。


 シフトドラムも小加工して動きを良くします。


 ミッションを組み立て、ベアリングを新品にしてサイドクリアランス調整をしました。 これで、もう大丈夫!
 

 よ~く洗ってチェックをしたヘッド。 クラックも無く、バルブガイドも外周部分からのオイルリークが見られなかったので、すべての穴にタップを通しました。


 バルブガイドの内径を測定。 十分使えるサイズでした。 予算が掛かる部分が問題無いので良かったですね~


 ですが、プラグ穴は1か所抜けていたのでヘリサートを入れました。 周囲はネジ穴に合わせて面出しをしました。これをしないと、漏れが出ることがありますので重要です。


 シリンダーヘッドを面出しの為かすかに面研磨を行いました。 燃焼室もきれいに洗ってあるので見ていて気分がいいです!


 シーカットとすり合わせを行いました。 既に2度ほどオーバーホールを行ったと思われるシートカット量で、既にノーマルバルブだと長さを詰めないとなりません。 今回はKさんと相談して”予算控えめ、ノーマルプラスちょっと速い”というエンジンを作るので、ちょっと大きくて、少し短いZ1000R用のバルブを入れました。 ポート研磨はまた次回開けた時に!


 とはいえ、シートリングとポートの繋がりの部分も問題無いので悪くないと思います。 ポート形状はアクセル全開付近だと出力にかなりの違いが出ますが、Kさんは「そんな事はあまりしない」(笑)そうなので、コスト的にもいいやり方だと思います。 ちょっと圧縮が落ちますが、ボアアップもしますので、目論見通りのエンジンになると思います。

バルブの当たり面も外にしてありますからノーマルと比べたらかなりの径拡大です。 



 バルブスプリング、タコメーターギヤ廻り一式も新品です。 もちろんメタルも新品にしました。


 クランクは計測してみたらなんとバッチリ! そのまま使用します。


 クラッチ周りは、もはや定番のZ1000R用。 ノーマルはさすがにガタガタでした。


 Kさんのこだわりでキックを取り付ける事になりました。 暫くぶりですね~キック残すの!


 シフトフォーク、ドラムを組み付けて組み立て開始!


 たちまち完成! 今回エンジンは塗装しないでイイという、これまたKさんのこだわりで組み立てましたが、フレームに載せてみたらこれがイイ感じ! かなりくたびれた外観にピッタリの雰囲気です。 これからはこれもアリかもしれないですね。


 
 
 イイ感じにまとまりました。 カヤバの40φフォーク、ダイマグの組み合わせに 色のかすれたエンジン! 迫力ありますね~


 今回、ちょっと早く走る為にもリヤサスを交換しました。 今までが30年前のヨシムラカヤバだったので物凄い進化です! 動きが良い仕様にしてあるので乗り心地も確保できていると思います。

 すごいエンジンでは無いですし、すごい部品も入っていませんが、トルクもあり乗りやすいエンジンになりました。 普通に使うには十分以上だと思います! ちなみにKさんは「エンジンもサスも最高!」 だそうです(笑) 何十年ぶり?に進化しましたからね~
 ナラシが終わったら きっちりセッティングをしましょうね~ そしたら、もっと良くなりますよ~!

 
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