先日、「ツーリングに行くんですけどフォークからオイル漏れしてて、、すぐに直せますか?」 とBuell S1にお乗りのOさんから連絡が有りました。
フォークはすぐオーバーホールを行いツーリングには間に合ったのですが、その帰り道で突然変な音がしてアイドリングしなくなり、走りもおかしくなってしまったという事で先日再度入庫となりました。
状況から、マニホールドだろうと思い外してみたら。 いや~すごい。 ゴムが”とろけて”います。 予想通りですが、ちょっと驚き!
シリンダーヘッドがわに残っていたゴムも奇麗にはがし、汚れを落とします。
交換するのは3点のゴムシール。 ここを甘く見ちゃいけません。 何年かに1度か2万キロ位で交換していったほうが得策な部品です。 パーツも高くありませんから、メンテナンス項目に入れて置いた方が安心ですよ~
OさんはこのS1を昨年手に入れたばかりという事で、メンテナンスという事は 未だあまり考えたことが無かったようです。 日本車だったら余り考えない所ですからね。
マニーホールド取り付けボルトをタップ掛けしてキレイにしてから組み込みます。
ついでにキャブの外観と中を奇麗に洗ってからパイロットジェットを交換しておきます。
おかしな感じだったフューエルホースは、ワンサイズ太いものがホースバンドで締め上げられて取り付けられていました。 ホースも所々ポコポコ?しているので、交換します。
ホースサイズを適正にして、断熱カバーも新しい物にします。 燃料ホースはデタラメな物を付けていると車両火災につながりますから、きちんとしたものを使ったほうがいいですよ。
こういう事も含め、中古車を買ったらまず、専門店に点検に出してある程度の予防措置を行ったほうが良いと思います。 最近は現状売りの車両も多いですからね。
吸気系つながりで 汚れていたエアフィルターも交換します。
使用するのは最近取り扱いを始めた スプリントフィルター。 これで吸気系は一通りのメンテナンスが終了です。
とはいえ、オイル漏れが所々に有るので直したほうが良いですし、エアクリーナーボックスのステーも割れています。 直すべきところは沢山ありますね~ とは言え予算も有る事ですから、1つづ 順々に直していきましょう!
横浜で カワサキ Zシリーズ、HDスポーツスター、ビューエル(パイプフレーム)をメインに 修理、メンテナンス、レストア、モディファイ、チューニング、オリジナル部品製作販売を行っております。新店舗では車両販売も始めますので、欲しい車両がある方は是非お問合せ下さい。