先日、慣れない雪かきを何時間も頑張ったのに、雪かきをしていない所も夕方には溶けていたという情けない顛末にガックリしながら腰痛を我慢していた今週でしたが、
ボーっとしていたわけではありません。 昨年サスペンションをやり直したYさんのZ1000Mk2を車検で預かったのですが、余りにエンジンの調子が悪い! というか3気筒になっています。 カムチェーンテンショナーが今時これは使わないだろうというものが付いていたので テンショナーのローラーが破壊されてバルブが当たったか?! と思いカムカバーを開けてもその気配は無し! 画像はリークテスターをかけてみた所。 4番は圧縮無し!
ヘッドを外してポートにガソリンを注いで見ると バルブ周辺からジョボジョボに出てきます。
バルブを外すと、なぜか?盛大にカーボンが噛みこんでいます。 燃焼室のカーボンも剥がれているので、何か添加剤でも入れたのかとYさんに聞いても「入れてません」との事。 それにしてもインテーク側のポート内も何でこんなにカーボンが蓄積しているんでしょうか?
バルブのカーボンを落としてから曲がりをチェック。 これ専用の道具です。
曲がりも無いので、
バルブと、ポート、燃焼室のカーボンを落としました。これからシートカットとすり合わせを行うのですが、 それを行う前にヘッドの荒れた当たり面の研磨とバルブをリフェイスしてもらう為に加工屋さんに送ります。 帰ってくる頃には腰痛も少しは良くなっているでしょう!?か?
あまりにもインテークポートのカーボンが多いのでキャブも分解してジェット類をチェック。 かなり濃いセッティングに感じます。 全て洗って組み立てますが、完成後にセッティングはすべて見直した方が良さそうです。
暫くはこの姿で置いておくことになります。 今日午後オーナーさんが見に来るのでどこまで直すか打ち合わせです。 電気系も直した方が良いと思いますが、ご予算も有りますからね~!? どうなるのでしょうか?
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