カワサキ Z1100R 販売車輌の仕上げ その2 エンジン編です。
外したシリンダーヘッドを分解。 まずは部品に付いている油分を ざっくり洗い流します。
分解したシリンダーヘッドは ひたすら洗います。バルブガイド周りからのオイルリークは有りませんでした。
クランクケースの洗浄中におかしなところを発見。 ダウエルピンが入るべき所が修正されています。
その修正箇所が既に割れています。 どうなっているのでしょう?
外してみると、中に折れ込んだボルト抜く為に使ったエキストラクターが更に折れていて「収拾が付かなくなったのでスリーブを入れたんだけど、それが割れました。」 みたいな展開の様です。 すでにダウエルピンを入れる精度ではなくなっているので
同じ様な物を製作して挿入しました。 全てを洗浄 点検後塗装に出します。 今は1ヵ月以上かかるので、かなり時間が空きます。
で、約1ヶ月後、塗装が上がってきました。
Z1000Jのエンジンオーバーホールと同時進行していたので、2機分並べてネジ穴掃除。
シリンダーはボーリング、バルブはリフェイスの為内燃機屋さんに送りました。
先ずはクランクケースから。
シリンダーヘッドも同じようにネジ穴掃除。
カムホルダーボルトのネジ山が抜け気味だったので、全てへリサートを入れます。
これ 失敗すると かなり面倒なので神経を使う作業です。
STDよりもネジが深く入る様にして、長いヘリサートを挿入します。 これは標準のボルトですが、加工後は少しだけ長いボルトを使います。
その3に続く
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