2017年8月29日火曜日

kawasaki Z1100R 販売車輌の仕上げ その2


 カワサキ Z1100R 販売車輌の仕上げ その2 エンジン編です。




 外したシリンダーヘッドを分解。 まずは部品に付いている油分を ざっくり洗い流します。


 分解したシリンダーヘッドは ひたすら洗います。バルブガイド周りからのオイルリークは有りませんでした。


 クランクケースの洗浄中におかしなところを発見。 ダウエルピンが入るべき所が修正されています。


 その修正箇所が既に割れています。 どうなっているのでしょう?


 外してみると、中に折れ込んだボルト抜く為に使ったエキストラクターが更に折れていて「収拾が付かなくなったのでスリーブを入れたんだけど、それが割れました。」 みたいな展開の様です。 すでにダウエルピンを入れる精度ではなくなっているので


 同じ様な物を製作して挿入しました。 全てを洗浄 点検後塗装に出します。 今は1ヵ月以上かかるので、かなり時間が空きます。



 で、約1ヶ月後、塗装が上がってきました。


 Z1000Jのエンジンオーバーホールと同時進行していたので、2機分並べてネジ穴掃除。
シリンダーはボーリング、バルブはリフェイスの為内燃機屋さんに送りました。


 先ずはクランクケースから。


 シリンダーヘッドも同じようにネジ穴掃除。


 カムホルダーボルトのネジ山が抜け気味だったので、全てへリサートを入れます。



 これ 失敗すると かなり面倒なので神経を使う作業です。


 STDよりもネジが深く入る様にして、長いヘリサートを挿入します。 これは標準のボルトですが、加工後は少しだけ長いボルトを使います。

 その3に続く

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