2015年5月8日金曜日

カワサキZ1000J キャブセッティング&修理、製作

kawasaki  Z1000J

 以前、フレーム修正、エクステンション オリジナル オーリンズ取り付け、フォークオーバーホール、スプリング交換、イニシャルアジャスター取り付け、メインハーネス交換、ステップ交換と色々と手直ししてきた WさんのカワサキZ1000Jですが、今回もチョコチョコと手直しです!


 今回はWさん曰く、「車体関係は凄く良くなったけど、キャブのセッティングが悪いのか、上で吹け無いんすよ!」 という事で入庫してきました。 乗ってみると、上が と言うより全域が変です。 加速感が無い?

 エアボックスは付いていますが、蓋もフィルターも入っていません。 何でですか?と聞くと 「買った時からです」 という事で、こだわりは無いそうなのでDNAのコニカルフィルターに交換決定!



 スロットルの開度もかなり少ないので36φの巻き取り径の物を28φに変更。 アクセルワイヤーも同時交換です。 コレでアクセルも軽くなって、ガバ開け時の”加速しない感”(変な言葉ですね)も少し緩和されるはずです。


 以前メインハーネス交換時に気付いていたのですが、オイルプレッシャースイッチが付けられない取り出し口? 平たく言うと、Z1100GP,GPZ1100用取り出し口が、何故か取り付けられていました。コレだとオイルプレッシャーランプが反応しないので、何か有っても気付きません。 何でコレつけたんでしょう?



 キャブを外すので、ついでに部品を用意しておきました。 コレで、真夏の渋滞に巻き込まれた時に時々起こる”油圧ゼロ”になった時はオイルランプが点く様になりました。 
 メインスイッチ、オンで赤い油圧警告灯が点かない車両は要注意ですよ~



 キャブレターのセッティング前に外側を洗って、フューエルホースを交換しました。 ゴムホースが硬くなっていたのと、1本で入れるより2本ホースで入れるのが”私は”好みなので必ずそうしています。 ホースも丈夫で硬くならないメッシュ入りの物を使っています。  ジェット類ニードルは出荷状態そのままで、クリップ位置だけ換えてありました。 走らせて見て全て変更となりました。 


 それと、前回入庫した時にはビニールテープ留め(笑)だった、テールカウルをシート一体型にしてテールランプステーとナンバーステーを作り直しました。 コレ位置合わせが大変なんですよ!    
 メガホンマフラーのバッフルも L から S に変更。 爆音からジェントルな音に変身しました。   排圧もかかるので低~中速が乗りやすくなります。  


 今回のセッティング変更と他諸々の変更で”加速しない”感じはほぼなくなりました。 未だ2T程リヤスプロケットが小さいので ”もうちょっと” な感じは有るのですが、オーナーのWさんは大喜び!「車体が軽くなった感じがする!!!」 あ!確かにそんな感じですね(笑) 
 いや~一番最初と比べたらホントに良くなりましたね~ ここ迄良くなると私もうれしいです!

 大物は殆んど直しましたから、次は細かい所で気づいた事が有ったら 何でもご相談下さい!
 

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