XL883Rのオーナーさんから、3万km程走っているので車検ついでにプライマリーケース内もチェックして欲しい、ということで開けてみました。
プライマリーケースのドレンボルトに付いている”鉄粉”は少なめです。
プライマリーチェーンのテンショナーも問題なく。おかしな所も見当たりません。
クラッチプレートを外して確認すると、”スプリングプレート”にガタが見られたので交換。これは距離的にしょうがないと思います。 スプリングプレートを入れないとニュートラルを出し辛くなるので外せませんが、放っておくとリベット止めの部分が外れてクラッチ周りを壊してしまいます。ガタが出ていたら交換してしまった方が安全です。
クラッチスプリングも軽くなる物に交換しました。これで、かなり軽くなるので乗りやすくなります。
組み付け。 この時セルモーターの取り付けボルトを増し締めするのも重要です。意外と緩い事が多いですからね。
組付けに使うガスケットは最近”シリコンビード”の付いたタイプを使ってみています。
この後暫くしてオイルの滲みが無ければ本格的に使って行こうと思います。
ドレンボルトとクラッチワイヤーの根元のOリングは必ず新品にしましょう。 Oリングを新品にしないでシールテープを巻いたりするのは間違いだと思います。(そうなっているのが多いですけどね)
総合的に見てXLでも883系は比較的トラブルを抱えた車両は少ないですね。対して1200系は馬力もトルクも違うので消耗している車両が多い事から20,000~25,000km程でチェックしていった方が良いと思います。 リジットのスポーツスターは大体の車両がそういう距離でしょうから、点検していない方は一度見ておくのをお勧めします。
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