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2015年12月16日水曜日
カワサキ ゼファー1100 充電系修理
ゼファー1100に乗る N君から 「最近バッテリーが弱いので、ショーライバッテリーにしたいんですよ!」 と頼まれました。
まずは現状のバッテリーでの端子電圧を確認すると、あっという間に15Vを超えます。
あ~ 過充電ですね~ バッテリーも膨らんじゃってるし こりゃダメだ! 残念!
マニュアルを見ると”ゼネレータでの出力電圧”は15,5V以上でレギュレーターの不良と書いてありますが、端子電圧は12,8V以上で正常と書いてあります。 これをゴチャ混ぜにしてゼファー1100は15V位の供給電圧が普通と言っている方々がいらっしゃるようですが、15,3Vとかで走り続けたらこのゼファーの様に間違いなくバッテリーは膨らみます。 お尻の下でバッテリーが破裂したらイヤですね~ 考えたくないですね~(笑)
色々と電圧を下げる工夫をしてみたのですが、下がりません。 電圧が何処まで上がるのか確認するのも怖いので(笑)さっさとゼネレータ内部にあるレギュレーターを交換する事にしました。 92年型の23年経ったゼファー1100なのでついでにレクチファイヤーも交換しておきましょう。
ステーターコイル、レギュレーター等一式を取り出してみると、レギュレーターの回路が一部溶けています。
レギュレーターは完全にダメですね~ 同じ様な背面ゼネレータでも油冷GSX-Rとはかなり違いますね~。
コレが新しいレギュレーター。 ブラシも減って無いし綺麗だから、見た目だけでも安心!?
交換が済み、組み立ても完了! 外からの見た目はな~んにも変わりません。 この作業は簡単ラクチンとは言いがたいので、ご自分でやるなら 心してやることをお勧めしますよ~
ショーライバッテリーを搭載。 暫くモニターをして確認。 14、1~14,4V位で安定し始めたので、10分ほど走行で再確認。 これを2回繰り返しました。最終的にライトオフで14,2V。 ライトオンで14,4V程で安定しました。 バッチリ!これで、どんなバッテリーを搭載しても安心です!
前述を繰り返しますが15V以上での充電を続けると(バッテリーで計った電圧)は間違いなく、”どんなバッテリー”でも壊します。 鉛バッテリーは鈍いところが有り、すぐさま壊れる事は無いというのが取り柄でも有りますが、暫くしたらバッテリー液がカラカラになって死んでしまいます。 MFバッテリーだと密閉されているので バッテリー液が減るわけでは無く最後は破裂です。
リチウムだと直ぐ壊れると言っている方が未だいらっしゃいますが(確かに長時間14,6V以上の常時供給電圧だと壊れますが) そうでは無く、それは充電系に問題が有るからバッテリーが壊れる という事は覚えておいてもいいかもしれませんね。
ちなみに「ゼファー1100は15V以上で普通」だとか、「いやカワサキのMFバッテリー車は電圧が高めの設定なんだよ」 だとか色々話を聞いていましたが、 理屈に合わないので ず~と疑問だったんですよね(笑)
追記
今、N君が小ツーリングから戻ってきました。 バッテリーでの電圧チェックをすると3000回転で直ぐ14,52Vになってしまいます。 残念ながらカワサキのMF車の電圧高め説は本当かも知れません!! 電圧を少し下げる回路を取り付けて様子を見る事にします。 あ~あ、、、
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